スモーカーズフェイスは嘘?13年吸って9年やめた40代が、自分の顔で正直に答える

健康・体メンテ

「スモーカーズフェイス」で検索して、ここに来た人の多くは、たぶんこう思っている。「大げさじゃないの?」

その気持ちは分かる。俺も吸っていた頃、この手の話は全部「脅し」だと思っていた。

だから、13年吸って40代でやめ、今日で禁煙3,365日目になった人間として、正直に答える。売り込みも説教もしない。

先に結論|顔のことは、正直よく分からない

いきなり期待を裏切るようで悪いが、これが本当のところだ。

9年前の自分の顔を、俺はもう正確に思い出せない。

写真は残っている。でも「これは喫煙のせいだったのか、単に9歳若かっただけなのか」を切り分ける方法がない。だから「タバコをやめたら顔が変わった」と断言するのは、俺には無理だ。

はっきり覚えていることが1つだけある。やめて数ヶ月の頃、肌がワントーン明るくなったと感じた。それだけだ。それ以上は盛らない。

医学的な仕組み(血流・コラーゲン・活性酸素)を知りたいなら、皮膚科のサイトを読んだほうがいい。あっちのほうが正確だ。俺が書けるのは、俺の身に起きたことだけ。

でも、確実に変わったものがある。顔じゃなかった

顔の変化は分からない。ただ、選ぶものが変わったのは間違いない。

甘いコーヒーが、ブラックになった

吸っていた頃、タバコと甘いコーヒーはセットだった。片方だけということがなかった。

やめたあと、気づいたらコーヒーは常にブラックになっていた。意識して変えたわけじゃない。相方がいなくなったら、砂糖も要らなくなった。

パチンコに、行かなくなった

これが一番大きい。俺は20年パチンコをやって、月3万円、総額720万円を溶かした人間だ。

やめた理由は、反省でも決意でもない。あそこに行くと、隣の台の人が吸っているからだ。

その煙を、こっちが吸うことになる。それだと、やめた意味がない。自分は1本も吸っていないのに、日数だけが汚れる感じがした。

もう1つある。吸える場所にいると、自分が吸いたくなる。やめた側になって初めて、あそこが「吸いたくなる環境」だと分かった。

だから足が向かなくなった。禁煙を守るために、パチンコをやめた——順序としてはこれが正しい。

順番が、世間と逆だった

禁煙の記事はどれも「健康のためにやめましょう」と書いてある。

俺は違った。健康のためにやめたんじゃない。やめてから、健康を気にするようになった。

甘いコーヒーをやめたのも、パチンコから離れたのも、健康を意識したからじゃない。タバコをやめた結果、そういう選択をする人間に変わっていた。

1つやめると、それを支えていたものが一緒に外れる。依存は、単独では立っていなかった。

他の人はどうなのか、聞いてみた

俺一人の話だと、ただの感想で終わる。だから今、やめた人・やめようとしている人に直接聞いて集めている。実際に返ってきた言葉を、そのまま置く(本人が特定されないよう名前は伏せる)。

  • 禁煙6日目の人「食後は歯磨きで克服できました。間を持たせたりを置き換えるのが苦労しそうです」
  • 20年吸って40歳でやめた人「今では日常生活で意識にのぼることはなく、私の生活には何も関係がないと断言できます」
  • 禁煙17年目の人と12日目の人が、そろって「食後がきつい」

気づいたことがある。顔の話をしている人が、一人もいなかった。

みんなが気にしているのは見た目じゃなく、「いつ楽になるのか」だった。

で、結局「嘘」なのか

答えはこうなる。

顔が変わるかどうかは、正直わからない。俺は自分の顔で証明できなかった。

でも、顔を気にする人間になるかどうかは、確実に変わる。

吸っていた頃の俺は、自分の肌のことなんて考えたこともなかった。今は考える。その変化のほうが、シワが1本減ったかどうかより、たぶん大きい。

だから「スモーカーズフェイスは嘘だ」と思っている人に、俺は「嘘じゃない」とは言わない。やめてみないと分からない、としか言えない。そして、やめた後に変わるのは顔だけじゃない、とだけ付け加えておく。

今日で3,365日目。浮いたお金は2,124,632円。数えているのはこの2つだけで、顔は数えていない。

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