夫のパチンコ代で家族旅行が10回行けた|計算したら涙が出た【妻が試した3つの方法】

依存克服

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ある日、夫のパチンコの通帳を見て、私は涙が止まらなかった——。

結婚20年。子どもが2人。夫は週末になるとパチンコに行く人だった。最初は「月数千円の趣味」と聞いていた。気づけば月3万円。気づけば20年。

ある時、私は電卓をたたいた。月3万円×12ヶ月×20年。合計720万円

その金額で、私たち家族が「行けたはずの家族旅行」を計算してみたら、10回分あった。沖縄、北海道、ディズニー、子どもが大きくなる前に行きたかった場所、全部。

この記事は、夫の悪習慣に悩んでいる妻のあなたに向けて書きました。私と同じく「やめてほしいけど、やめさせ方がわからない」と苦しんでいる人へ、私が試したことを全部書きます。

夫がパチンコに使った20年分のお金を計算してみた

月3万円×20年=720万円

夫の場合、平均で月3万円。週末2回の出入りで、勝つ日もあれば負ける日もある。「トータルでプラマイゼロ」と本人は言っていたけど、それは違った。

パチンコ業界の還元率は約85〜90%。つまり、店に1万円入れたら、平均で1,500円は店の利益として残る。これは長期で見れば、必ず負ける仕組みになっている。

20年間、夫が払い続けた「税金のような出費」は、合計720万円。我が家の年収の1.5年分にあたる金額が、煙のように消えていた。

その720万円で、家族旅行が10回行けた話

計算したのは、「もし夫がパチンコをやめていたら、家族で何ができたか」。

家族イベント費用目安(4人家族)パチンコ代換算
沖縄旅行(3泊4日)20万円6.6ヶ月分
北海道旅行(3泊4日)22万円7.3ヶ月分
ディズニーリゾート(2泊3日)15万円5ヶ月分
USJ+大阪観光(2泊3日)14万円4.6ヶ月分
九州一周(4泊5日)25万円8.3ヶ月分
ハワイ家族旅行(4泊6日)80万円26.6ヶ月分

720万円あれば、平均20万円の国内家族旅行が36回。年に1回〜2回ペースの「思い出に残る旅行」だけでも10回以上は確実に行けた計算。

子どもは大きくなる。一緒に旅行に行ってくれるのは、たぶんあと数年。パチンコに消えた20年は、家族の時間に置き換えられた20年だったと気づいたとき、本当に涙が出た。

「やめてほしい」と言って、やめてもらえない理由

私は何度も夫に言った。「お願いだからやめて」「家族のお金なんだよ」と。でも、夫は「ちょっとだけ」「今度こそ減らす」と言って、続けてきた。

これは夫が悪い人だからではない。パチンコは脳の報酬系に直接作用する依存症だから、意志の力ではなかなかやめられない。本人にとっても苦しい状態だ。

依存症の構造については、夫の側から書かれた記事がある。読んでみると、夫がなぜ続けてしまうのかが理解できた。パチンコをやめた40代の体験談|月3万円つぎ込んでいた俺がやめたきっかけと、やめた後の変化を全部書く

私が試した、夫にパチンコをやめてもらう3つの方法

方法①:感情で訴えるのをやめて、数字を見せた

「やめて!」「家族のことを考えて!」と言っているうちは、夫は反発するだけだった。

そこで私は、A4の紙に「20年で720万円」「家族旅行10回分」「子どもの大学費用半分」と書いて、リビングのテーブルに置いた。一切口で説明しなかった。

夫は紙を見て、しばらく黙っていた。「これ、本当か?」と聞いた夫に、計算式を見せた。感情よりも、数字の方が夫には効いた

方法②:「やめろ」ではなく「一緒にお金を取り戻そう」と言った

「パチンコをやめろ」と言うと、夫は「自分が責められている」と感じる。だから攻撃モードになる。

言い方を変えた。「あなたは悪くない。でも、その月3万円を一緒にNISAに回してみない?10年後、家族みんなで使える未来が見えるから」と。

「やめる」を「取り戻す」に置き換えると、夫は前向きになった。これは大きな転換点だった。

方法③:依存症は意志ではなく、医療で治すと伝えた

パチンコ依存症は、医学的に「ギャンブル障害」と認定された病気。意志でやめるのではなく、医療で治すべき疾患だと、夫に伝えた。

「あなたが弱いんじゃない、これは脳の問題なの」と言ったとき、夫は初めて泣いた。20年間、自分を責め続けていたらしい。

夫は心療内科を予約した。今は通院しながら、半年経って月3万円が月5,000円まで減った。完全な「卒業」はまだだけど、家計と家族の時間が確実に戻ってきている。

夫の悪習慣で苦しんでいる妻に、伝えたいこと

  • 感情で攻めない。数字で見せる方が10倍効く
  • 「やめろ」より「取り戻そう」。未来志向の言い方に変える
  • 依存症は病気。本人の意志のせいにしない
  • 家計の見える化。家計簿アプリで月の出費を一緒に見る習慣を作る
  • 1人で抱え込まない。家族会・カウンセリング・依存症ホットラインなど、頼れる場所はある

取り戻したお金は、未来に投げる

夫が減らした月3万円は、新NISAに回している。年利5%で30年運用すれば、元本720万円が約2,496万円になる試算。

失った20年は戻らない。でも、これから先の20年は、家族のために使える。それが今の私たちの希望だ。

計算の詳細は別記事で書いてある。禁煙して月2万円をNISAに積み立てたら、30年後に1,664万円になっていた(タバコの記事だけど、計算ロジックは同じ)

まとめ|涙の代わりに、計算機を持とう

夫の悪習慣に20年苦しんできた私が、最後にたどり着いた答えはこれだ:

  • 感情で訴えるのをやめて、数字を見せる
  • 「やめろ」ではなく「取り戻そう」と言う
  • 依存症は病気。医療で治す道がある
  • 失ったお金は、これから先で取り戻せる

20年で720万円、家族旅行10回分。この数字を見て、夫は変わった。あなたの夫も、きっと変われる。

夫の悪習慣で泣いているあなたに、計算機を持ってほしい。感情の前に、まず数字。それが、私が20年かけてたどり着いた、唯一の答えだ。

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