※この記事はPR・広告を含みます
ある日、ふと思い立って、電卓を叩いてみた。
タバコ、酒、ギャンブル——40代になるまでに、俺が「悪い習慣」に払ってきた金額を、全部足してみたのだ。
出てきた数字を見て、電卓を持つ手が止まった。
背筋が寒くなった。今日は、その「依存に払った金」の話をする。あなたも、自分の数字を一緒に計算してみてほしい。
結論:俺が10年で依存に払った額は、約1,000万円だった
先に結論を書く。
タバコ・酒・ギャンブル。この3つに、俺が過去10年で払った金額は、約1,000万円だった。
家が建つほどではないが、新車が何台も買える。子どもの大学費用が払える。老後資金の柱になる。
その大金を、俺は「煙」と「二日酔い」と「負け」に変えていた。順番に、内訳を見ていく。
① タバコに払った金額
1日1箱(600円) × 365日 × 10年 = 2,190,000円
約219万円。これが、文字どおり煙になって空に消えた。
もしこのお金を投資に回していたら、複利でさらに増えていたはずだ。失ったのは219万円だけじゃない。「増えるはずだった未来のお金」も同時に失っていた。
② 酒に払った金額
毎日の晩酌:ビール350ml×3本(約450円) × 365日 × 10年 = 約164万円
休日の外飲み:1回5,000円 × 月4回 × 10年 = 約240万円
合計 約400万円。
楽しい時間もあった。それは否定しない。でも、その大半は記憶も曖昧で、翌朝の二日酔いとセットだった。400万円分の幸せだったかと問われると、正直、自信がない。
③ ギャンブルに払った金額
月3万円の負け × 12ヶ月 × 10年 = 3,600,000円
「勝ったこともある」と言いたくなる。俺もそうだった。
でも、長期で見れば必ず胴元が勝つ仕組みだ。パチンコの還元率は一般に約85%と言われる。100円使えば、平均85円しか返ってこない。続ければ続けるほど、確実にすり減っていく。これが現実だ。
合計すると、目を疑う数字になった
| 依存の種類 | 10年間で失った金額 |
|---|---|
| タバコ | 約219万円 |
| 酒 | 約400万円 |
| ギャンブル | 約360万円 |
| 合計 | 約979万円 |
約1,000万円。
10年間で、これだけのお金を、俺は「悪い習慣」に差し出していた。電卓の前で、しばらく動けなかった。
失ったのはお金だけじゃない。「時間」も消えていた
もっと怖いことに気づいた。失ったのは、お金だけじゃなかった。
タバコを1日30分かけて吸うとして、10年で約1,825時間=約76日分。
これに、二日酔いで動けなかった時間、パチンコ店で座り続けた時間を足したら——人生のうち数百日が、依存に溶けて消えていた計算になる。
お金は、また働けば稼ぎ直せる。
でも、時間だけは、絶対に取り戻せない。失った数百日は、二度と返ってこない。これが一番こたえた。
その1,000万円があったら、何ができたか
俺は想像してみた。もし、この1,000万円が手元にあったら。
- 家族で毎年、旅行に行けた
- 中1の息子の進学費用を、丸ごと用意できた
- 新NISAで運用すれば、老後の大きな柱になっていた
- 「お金がないから」と諦めたことの、いくつかは叶えられた
本当に価値があるのは、こっちだった。
「人生を使い切る」とは、依存に使い切ることじゃない。旅行、経験、大切な人との時間、自分の成長——本当に意味のあるものに使い切ることだ。それに気づいたとき、俺は本気で依存をやめようと決めた。
朗報:依存は「1つやめると、連鎖でやめやすくなる」
「3つ全部なんて、とても無理だ」——そう思ったかもしれない。でも、安心してほしい。
俺の経験上、依存は1つやめると、ドミノのように他もやめやすくなる。
理由はシンプルだ。1つやめると「自分でもやめられた」という成功体験が生まれる。その自信が、次の依存に立ち向かう力になる。
さらに、依存どうしは繋がっていることが多い。酒を飲むとタバコが吸いたくなる。負けた悔しさを酒で紛らわす——こうした連鎖が断ち切れると、芋づる式に手放しやすくなる。
だから、最初から全部を背負わなくていい。一番お金を吸っている1つから倒せばいい。上の表で、自分の出費が一番大きかったものは何だっただろうか。そこが、最初の標的だ。
今日からなら、まだ取り戻せる
過去に払った1,000万円は、もう戻らない。それは認めるしかない。
でも、これから先の1,000万円は、今日の決断で守れる。
3つの依存をやめれば、ざっくり計算でこうなる。
- 1ヶ月で約8万円が、手元に残る
- 1年で約95万円
- 10年で、また約1,000万円
このお金を、今度は旅行・投資・家族との時間に使い切る。
まずは1つでいい。一番やめたい習慣から断ってみてほしい。やめ方は、実体験をまとめたタバコをやめて1年の記事や、なぜやめられないのかを脳科学で解いた依存の正体の記事に書いた。
まとめ|電卓を叩く、それが第一歩
- 俺が10年で依存に払った額は、約1,000万円だった
- 失ったのはお金だけでなく、二度と戻らない「時間」も
- 過去は戻らないが、これから先の1,000万円は今日守れる
- 浮いたお金は、本当に価値あるものに使い切る
もし今、自分がいくら依存に払っているか分からないなら、ぜひ一度、電卓を叩いてみてほしい。
その数字は、たぶんあなたを動かす。俺がそうだったように。
過去に消えた金額に、ただ落ち込む必要はない。
その数字に気づけた今日が、人生を取り戻す一番早い日だ。電卓を叩く——それが、すべての始まりになる。
※本記事の金額・還元率は一般的な例をもとにした概算です。投資シミュレーションは将来の成果を保証するものではありません。


コメント