6月10日。給与明細にいつもより大きな数字が並ぶ。40万円、50万円、70万円。——その半分は、3週間後には消えている。
20代のボーナスはバイク。30代は家電とローン返済。40代になって気づいた。20年間、ボーナスで「残ったもの」が、ほとんどない。
でも今年、俺はボーナスの半分をNISAに入れた。電卓を叩いて、20年後の数字を見たからだ。
結論:ボーナス20万円を20年積み立てたら「約720万円」になる
毎年ボーナスから20万円ずつ、20年間NISAに積み立てた場合のシミュレーション(年利5%・S&P500等の長期平均利回りベース・税引前):
| 年数 | 累計投資額 | 評価額(年利5%) | 増加分 |
|---|---|---|---|
| 5年目 | 100万円 | 約116万円 | +16万円 |
| 10年目 | 200万円 | 約265万円 | +65万円 |
| 15年目 | 300万円 | 約465万円 | +165万円 |
| 20年目 | 400万円 | 約720万円 | +320万円 |
20年で投資元金400万円→約720万円。差額320万円が「ボーナスを半分残しただけ」で生まれる。
家族旅行32回分。新車1台分。子どもの大学費用半分。
1回のボーナス20万円でも、ほっとくだけで「車1台分」になる
「20年積み立てるなんて自信ない」という40代へ。たった1回、20万円を入れて放置するだけでも、こうなる:
| 運用期間 | 元金20万円が… |
|---|---|
| 5年(年利5%) | 約25.5万円 |
| 10年(年利5%) | 約32.6万円 |
| 15年(年利5%) | 約41.6万円 |
| 20年(年利5%) | 約53万円 |
20万円が、ほっとくだけで53万円——軽自動車1台分になる。
銀行に置いていたら、20年後も20万円のままだ。物価上昇を考えると、むしろ「価値は減っている」。
なぜ「全部」じゃなく「半分」なのか
FP系の本には「ボーナスは全部投資」と書いてある。
でも俺は、その理屈で20年挫折してきた人間だ。
普通の40代会社員には、「半分使って、半分投資」がちょうどいい。理由は3つ。
① 「ご褒美ゼロ」は続かない
ボーナスを楽しめないと、平日の労働がただの苦痛になる。
半分は温泉でも、家族との外食でも、欲しかったガジェットでも、使え。「働く理由」が消えないことが、続けるコツだ。
② 「半分」なら20年続けられる
全額投資は1〜2年で限界が来る。半分なら20年続く。
続けた人だけが、複利の魔法を見られる。20年で投資元金の2倍——これは「続けた人」だけが見られる景色だ。
③ 急な出費に対応できる
車検、子どもの進学、家族の入院——40代は「想定外」が増える年代。
半分のボーナスは「現金クッション」として機能する。投資した分は触らないと決めることで、生活の安定と将来の資産形成を両立できる。
40代がボーナスNISAで失敗する3つのパターン
① 個別株に突っ込む
「絶対上がる」と聞いた話題株に40万円。1年後には半額——これは俺の同期の実話だ。
インデックス投信(オルカン or S&P500)一本で十分。個別株は「投資」ではなく「ギャンブル」だと、40代になって分かった。
② 暴落時に売る
コロナ・リーマンのような暴落で、含み損30%。怖くなって売る。
「売らない」と決めるだけで、20年後の資産が変わる。歴史的に、暴落後10年経てば必ず回復している。20年なら2倍3倍になる。
③ 翌年からやめる
1年目はやる気満々。2年目には忘れる。
ボーナス受給日に「自動で送金」される設定にする。意志力に頼らず、仕組みで続ける。これが40代会社員の現実解だ。
具体的なやり方:今日から3ステップ
ステップ1:NISA口座を開く(SBI証券・楽天証券・マネックス証券のどれでもOK)
ステップ2:オルカン or S&P500のインデックス投信を選ぶ
ステップ3:ボーナス受給日の翌日に、自動で20万円買い付ける設定にする
これだけだ。あとは20年、忘れて生きる。
気づいたら、口座に720万円が増えている。
まとめ:40代のボーナスは「種」になる
20代のボーナスは「ご褒美」だった。
30代のボーナスは「ローン返済」だった。
40代のボーナスは——「種」になる。
半分は今、自分への投資。
半分は20年後の自分への投資。
電卓を叩いて、「半分20万円×20年=720万円」の数字を見たとき、俺は決めた。今年から、ボーナスの半分はNISAに入れる。
数字は、嘘をつかない。
20年後、口座に320万円多く残るか、消えてなくなるか。
決めるのは、6月10日のあの夜だ。
▼ 参考になったら応援クリックお願いします


コメント